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(c)安野 光雅
 

みどころ

今回は、沖縄県久米島の旅です。旅をするのは加藤登紀子さん。加藤さんは40年前に、沖縄の歌「西武門哀歌(にしんじょうあいか)」と出会って以来、沖縄にはしばしば訪れるそうです。縁会って、長いお付き合いの関係にある加藤さんと沖縄…と思いきや、意外にも久米島は今回が初めてとのこと。本島から西に100kmしか離れていないその美しい島に足を踏み入れた時、久米島が問いかけます「久米島を知らずして沖縄を語れるか」。果たして、加藤さんの答えは?
 
         
 

ハテノ浜

旅の始まりは、久米島の東に浮かぶ砂州、ハテノ浜から。白い砂浜に青い空、コバルトブルーの海。やがて、心も体も空っぽに満たされてゆきます。青と白だけの空間で、加藤さんの中の時間は一度とまります。そして、しばらく経って、島時間にリセットされてから、また動き出します。

 

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上江洲家

沖縄県最古の民家、上江洲家を訪ねます。建物の配置は、中国の風水思想に基づいているとのこと。だから縁側に座れば、1750年前から変わらずに吹く、海からの風が加藤さんを包みます。戦火を免れ、約260年もの時を経て今に至る上江洲家の見事な佇まい、それだけでも見事ですが、上江洲家の管理者・上江洲艶子さんが、教えてくれる家と自然との付き合い方にも、加藤さんは感銘を受けます。

 

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久米島紬

古くから、中国との交易の玄関口としての役割を果たして来た久米島。実は、日本の紬文化のはじまりも久米島だとされています。現在でも、おばぁから若い女性まで、久米島紬は盛んに行われています。それでも、デザイン、染色、機織りなど、紬が完成するまでに行われる40〜50の工程は昔から全く変わらず、全て1人で行われる手作業。島のあちこちで、伝統の技が見られます。

 

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流しモズク

「もう何日も島にいるみたい…不思議な感じ」。始まって間もない久米島の旅の中で、そんな感想を持ったとしたら、島を満喫している証拠です。島の時間はゆったり流れているからです。ところで、加藤さんが向かった先、港ではまた違ったモノが流れていました。流れているのは、漁師さん達ご自慢のモズク。そのまま秘伝のタレにつけて食べるのも美味しいらしいけど、“流しモズク”にして食べれば更においしい、そして楽しい、との事です。

 

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米島酒造

「もろみ一個一個が酒になるまでを、最後まで見届ける」。それが、小さな造り酒屋の4代目、田場俊之さんが泡盛を造る時のこだわりです。対して、こだわりの泡盛を頂く加藤さんはというと、「ほろ酔いコンサート」なるものを開いてしまうほどのお酒好き。これから酒蔵で始まる利き酒は、作り手と飲み手の真剣勝負です。ただ、古酒瓶から漂う香りで既に、加藤さんの頬はゆるんでいます。

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野草摘み

島のあちこちで見られる野草…実は食べられる物が沢山あります。加藤さん、野草を使った自然食の店を営む松山さんと島を歩くことに。すると、一般道路が、宝の山に見えてきます。美味しくて、栄養があってしかもタダ。文字通りのフリーマーケットで調達した野草は、松山さんのお店で調理して頂きます。

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民謡

唄の名手がいる、と聞けば訪ねずにはいられない加藤さん。もともと、民謡は50程もありましたが、伴奏が無くアカペラで歌われていたため、楽譜に残せませんでした。だから、民謡が歌える人は貴重な存在です。加藤さんが訪ねたのは、平田ヨシさん。83歳。まもなくして、始まった縁側コンサート。伴奏は三線ではなく、静かに流れる島の音だけです。

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民謡教室

三線の音が響く民家で、稲嶺さんの民謡教室が開かれていました。島の唄が忘れられてしまう前に次の世代に伝えたい、そんな生徒への願いが稲嶺さんにはあります。そして、もう一つ、過将来子ども達が島を離れた段になって、困難に突き当たった時には、島の唄を通して、故郷の事を思い出して欲しい、そんな願いも込められていました。

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海の恵みがあって、山の恵みがあって、古い伝統が息づいている島だから、出会う人が皆、素敵な人たちばかりなのか。素敵な人たちばかりが住んでいるから、海の恵みがあって、山の恵みがあって、古い伝統が息づいている島なのか。正直、分かりません。確かなのは、都会から来た旅人が、島の自然に触れ、人に触れた事で、ゆったりと優しい気持ちになれたということだけです。一度きりの旅だけでは、知り尽くせない魅力が、久米島にはいっぱいありました。


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