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(c)安野 光雅
 

みどころ

 
         
 

今回の旅先は滋賀県北東部に位置する長浜市。琵琶湖北部は古くから“湖北地方”と呼ばれ、長浜は羽柴(豊臣)秀吉が長浜城を築き城下町として整備して以来、湖北地方の中心地として栄えてきました。長浜城廃城後は北国街道や琵琶湖水運の要衝として発展し、今も城下町らしい町並や風情が残っています。実はこの湖北地方、戦国時代には数々の戦の舞台となった地域。中でも大きな合戦が、織田信長・徳川家康連合軍と、浅井(あざい)長政・朝倉義景連合軍による「姉川の戦い」でした。その浅井長政が遺したのが、茶々・お初・お江という娘たち…そう、今年の大河ドラマで話題の“浅井(あざい)三姉妹”なのです。
 旅人はこれまで数々の時代劇に出演し、歴史への好奇心も大きい宮崎美子さん。今注目を浴びる湖北地方で宮崎さんが出会うのは、どんな伝統文化なのでしょう?

 

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長浜を縦貫する北国街道にて

 
         
 

北国街道の川魚屋

まずは長浜の散歩から。古い町並の残る城下町の真中を、北陸へと続く北国街道が通っています。その通り沿いをブラブラ歩いていると、川魚屋さんを発見。海のない滋賀県で魚屋さんといえば、もちろん琵琶湖の魚になるわけですが、この時期にはどんな魚が揚がっているのでしょう。

 

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琵琶湖の魚には固有種もいるそうで、普通の魚屋さんと思いきや意外にも初めて知ることがたくさん!“なぜコレが魚屋さんに!?”というものまで扱っているんです。

 
         
 

大野履物店

江戸時代の風情が残る通りをさらに歩きます。“長浜御坊”とも呼ばれる大通寺の表参道を歩いていると、今度は古い履物屋さんを発見。表には「長浜伝統の鼻緒・お好みに合わせておすげ致します」という貼り紙。「長浜伝統の鼻緒」って、一体どんなものなのでしょう?

 

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城下町風情の残る大通寺の表参道です写真
長浜伝統の鼻緒とは…!?

 
         
  長浜伝統の織物

履物屋のお母さんから聞いたのは、ある織物がここ長浜では古くからの伝統産業として織られつづけていたということでした。しかも、その織物が日本に入って来たのは鉄砲伝来と同時だったというから、江戸時代より前ということになります。聞けば誰でも思い浮かべることが出来るあの布地、てっきり明治以降に入って来たものだとばかり思っていましたが…

 

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“ジャカード”と呼ばれる大きな機で、宮崎さんも驚きの複雑な柄が織られていきます。
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しかし最後の仕上げは手作業。ここは戦国時代から変わっていない工程だそうです。

 
         
 

生糸

さて、その履物屋さんに教わった織物も、長浜のもう一つの伝統産業である縮緬も、元をたどれば絹糸。つまり蚕から取る生糸なんです。実はこの湖北地方、江戸時代からつい30年ほど前まで、桑畑のつづく一大養蚕地帯だったのだそうです。長浜市北部の木之本町で、昔ながらの方法で生糸づくりをつづける、西村さん一家を訪ねます。

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お母さんと娘さんが並んで繭から生糸を取る作業中です。実は糸を取った後の煮汁や蚕のさなぎが、意外な役に経つんだそうです…
 
         
 

三味線の弦

この長浜で生糸が使われるという、もう一つの伝統産業がありました。それは三味線を始めとする、和楽器の弦。創業以来百余年、ちょっとおもしろい昔ながらの方法で弦を作りつづける「丸三ハシモト」の工場を訪ねます。

 

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作業場に入ると職人さんが2人、無言で独楽を回し始めました!音色に関わるデリケートな製品の弦、一体どうやって出来るのか!?

 
         
 

曳山博物館

そして三味線の音が年に一回、町を埋め尽くすという長浜の風物詩が、毎年4月13日〜16日に行われると言う「曳山まつり」。なんと12台もの豪壮な山車が、大勢の人に曳かれて町を練り歩くといいます。そのうちの数台が保管されている「曳山博物館」へ。祭りの興奮と、その時演奏される三味線の音色を聞かせていただきます!

 

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一軒家くらいはあろうかという大きな山車です!

 
         
 

小谷城跡

さて冒頭でも書きましたが、湖北地方は戦国時代、数々の戦の舞台となった土地。中でも今注目を集める浅井長政とお市の方(織田信長の妹で、戦国一の美女と伝えられる)の居城だったのが、長浜の市街地から北へ10キロほどの地点にある小谷城でした。織田信長軍に包囲された浅井長政は、お市と3人の娘を逃がした後、ここで自害したといいます。実際に登ってみると結構な急勾配。しかも織田軍が陣を敷いたという虎御前山は目と鼻の先の距離にあり、戦国時代の戦の厳しさと生々しさを感じさせます。現在はわずかな石垣や、かつて砦があったであろう広場が残るのみですが、それがかえって想像を掻き立てます。“兵どもが夢の跡”を、是非映像で実感してください。

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小谷城跡への最寄駅であるJR河毛駅前には、浅井長政とお市の方の銅像が立てられています。
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標高495mの小谷山からは琵琶湖の絶景も望め、ここが典型的な山城であることを実感させます。
 
         
 

琵琶湖の自然

小谷山から琵琶湖の絶景を見渡した宮崎さん、さっそく湖へと向かいます。湖畔の「さざなみ街道」を走っていると、なにやら不思議な風景が。琵琶湖の湖面の上に、浮島のような樹木のカタマリが浮かんでいるのです。あれは一体何なのか?好奇心旺盛な宮崎さん、漁師さんを捕まえて、漁船で連れて行ってもらうことにしました。

 

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案内してくださったのは、琵琶湖の朝日漁協副会長・松岡さん。琵琶湖の自然や生態系にも詳しく、浮島以外にもいろいろなお話をしてくださいました。
 
         
  織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、浅井長政ら戦国武将たちが駆け抜けた湖北地方。かつて養蚕地帯だったというこの地域には、江戸から明治、大正をも生き抜いた伝統の技がまだまだ生きていました。戦国時代から変わらない技とそれを守る人々との出会いを、どうぞお楽しみに。   写真  




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