今回の旅先は、でっかい北海道の北端。その先の島―利尻島です。北海道というだけでも遠く感じるのに、まだその先!?と感じていただけましたでしょうか?(ややこしくて申し訳ないだけかもしれませんが・・・)そんな日本の北端を旅するのは、俳優の山本耕史さん。大河ドラマ『新選組!』でも、土方歳三を演じ(土方終焉の地が北海道)、ご自身も北海道各地を何度も訪れているという、山本さん。「それでも、訪れたことがない」という、この島で、一体何に出会えるのでしょうか?
旅の始まりは、稚内宗谷岬。 涼を求めて北海道に。しかしこの日は想像を絶する涼しさでー
利尻島
稚内からフェリーで1時間40分。利尻島に到着です。
利尻島に着いた、山本さん。 見つけたのは・・・!?
利尻昆布
利尻と聞くと、昆布―と浮かぶ人も多いのではないでしょうか?本州から上がってくる暖流が、利尻島あたりに着くまでに十分に冷やされ海水温がちょうどいいこと。清らかな海水に、島の中央にそびえる利尻山でろ過された栄養分たっぷりの地下水が湧き上がっていることが、昆布にちょうどよいそうなのです。と、ウンチクはこの辺りにして昆布のシーズン真っ盛りの島に来たのですから、昆布漁に同行させていただきます! 時刻は朝の3時半!
船の激しい揺れに、どんなに撮ってもブレてしまう写真。 臨場感として、感じてください 水揚げした昆布を乾燥させて、 等級分けするところまで拝見します。
みなさんは、とろろ昆布とおぼろ昆布の違いが説明できますでしょうか?今回の秋元昆布加工場の取材を見ていただければ、すぐ分かっていただけると思います!
ダシとして有名な利尻昆布。 こうやって加工されても、本当にいい香りがしていました。
ウニ
「夏の利尻に行ける!?ウニいいなぁ・・・」と、しきりと羨ましがったのはただの人ではありません。「遠くへ行きたい」にて、何十年もの間全国津々浦々を回っている、ディレクターS氏。全国のうまいものを食べてきた彼にそう言わしめる、北海道の夏のごちそう、エゾバフンウニ。さて、一体どんな味なのか!?漁協の許可をいただき、ウニ漁師の鎌田さんに漁に連れて行っていただきます。
ホッケ
ホッケ。若者にも人気のこの魚。一体どんな魚なのか。さすがに、開きで海を泳いでいるとは思いませんが、ちょっとイメージできません。そんなホッケが、今利尻島で漁のシーズンを迎えているというので、港に行ってみました。朝8時。一艘の漁船が帰ってきました。
朝8時の漁港に帰ってきた谷口さん。ホッケ漁は沖まで出ると言いますから・・・?
バーベキュー
利尻の夏の海の幸に出会った後は、漁師さんとバーベキューということに。海の幸満載のバーベキュー、進むお酒、盛り上がる会話。利尻の夜は、更けていきます・・・
山本さんの腕にあるは・・・!?
旅の間、山本さんが、「これ次に食べる時には、絶対皆さんの顔思い出します」と、たびたび言っていました。本当にそうなんだなぁと。北海道の夏、おいしいものに沢山出会える今回の旅、その奥にある素敵な笑顔に出会える旅となりそうです。 次回の「遠くへ行きたい」お楽しみに。