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みどころ

 
         
 

子供のころ、汽笛を鳴らし、煙を上げて走るSLの機関士に憧れた経験、ありますか?ある年齢以上の方々なら、かつて一度は抱いたであろうそんな夢を叶えてくれる鉄道が、鳥取県の山間にあるのだそうです。JR因美線の郡家(こおげ)から若桜(わかさ)へと、中国山地を走る若桜鉄道。昭和5年開業の旧国鉄・若桜線が、平成6年に第3セクターへと引き継がれた路線です。その終点・若桜駅へ行けば、SL運転体験が出来るというのです。もともとこの若桜鉄道の沿線には、昔ながら駅舎、プラットフォーム、鉄橋などが数多く残っており、平成20年にはそのうち23箇所が国登録有形文化財に登録されたほど。今回は1年半ぶりの旅となる森末慎二さんが鳥取へ。ノスタルジックな子供の頃の夢を蘇らせてくれる、若桜鉄道の旅です。

 

写真まるで子供の頃に戻ったよう!SL運転体験を前にワクワク顔の森末さんです。

 
         
 

八頭町のかかし

旅のスタートはJR鳥取駅。若桜鉄道はJR因美線の郡家(こおげ)が起点ですが、鳥取始発で、郡家から若桜鉄道に乗り入れる列車があるのです。鳥取から乗り込んだ電車を、まずは郡家(こおげ)で途中下車。
 やって来た八頭(やず)の町を歩いていると、商店街のあちこちで、店の前に可愛らしいかかしが立っているのを目にします。かかしたちはそれぞれお店の仕事をしており、看板代わりのようですが、しかしナゼかかし?これは気になる!という訳で、通りかかった写真館で聞いてみました。

 

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鳥取駅から若桜鉄道に乗り込み、旅の始まりです!
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八頭の商店街で。こちらはペンキ屋さんのようですね。

 
         
 

隼駅(はやぶさえき)

再び若桜鉄道に乗り、次に降りたのは隼(はやぶさ)駅。こちらは昔ながらの木造駅舎が特徴です。ところがこの駅、ただノスタルジックなだけではない、もう1つの顔があるんだそうです。その名前からSUZUKIのバイク「HAYABUSA」愛好者の聖地として有名で、毎年多くのライダーが訪れるといいます。そんな隼ファンたちのために、最近地元の人たちが“夢だった”という、驚くべき仕掛けを実現しました!果たしてそれは…?

 

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ライダーたちにたくさん来てもらい、隼駅を活性化しようと、地元の皆さんも一生懸命。「隼駅を守る会」も結成されました。

 
         
  元JR貨物機関士・山根さん

その「隼駅を守る会」の方々に“もっととんでもない夢を叶えようとしている人がいるよ”と教えられたのが、八頭町・西谷に住む山根徹さん。元JR貨物の機関士さんだそうです。早速ご自宅を訪ねてみると、あらビックリ、なんと庭に置いてあったのは電気機関車の先頭部分!しかしいったいナゼご自宅の庭にこんな物が…?

 

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なんと、実際に使われていたという「EF64型22号機」の運転台が玄関の横に!
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ディーゼル貨物車まで動きます!山根さんの庭は、まるで鉄道博物館。

 
         
 

西条柿

お次は若桜鉄道・八東(はっとう)駅。この辺りは「山陰のフルーツ王国」として知られているそうで、この時期の名物は、西条柿。とても甘くて「日本一の美味しさ」と評判の柿ですが、実は収穫される時は渋柿なんだそうです。ではいったいどうやって、これが日本一の美味しい甘柿に変身するのでしょう・・・?

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八東駅へ到着。昭和5年建築の駅舎とプラットフォームは、2008年に国登録有形文化財に登録。
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西条柿の農家に伺い、試しに食べさせていただきましたが・・・
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甘柿の秘密は出荷作業にありそうです。
 
         
 

終点・若桜駅へ

そして若桜鉄道の終着駅、若桜へ到着。ここで今回の旅のお目当て、SL体験運転です!

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昭和5年開業時のままの若桜駅。

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体験の前に、SL用転車台の前で、まずは腹ごしらえ。若桜鉄道名物「SL弁当」を頂きます!
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彩り鮮やかなおかずと、イカスミご飯。イカスミはSLの石炭のスミと関係が・・・あるのでしょうか?
 
         
 

SL運転体験

いよいよSL運転体験。まずは教本と軍手を受け取り、講習から入るという気合の入りよう、かなり本格的です。これから運転するC12−167の歴史から構造まで、蒸気機関車のABCをお勉強。そしていよいよお待ちかね、実車運転です。場所は若桜駅構内の200メートルほどの線路。その周りには木造駅舎や鉄橋、かつてSLの向きを変えた転車台や給水塔…昭和5(1930)年の旧国鉄・若桜線開業時そのままの風景なのです。これらの施設は、赤字で建て替えられなかったためそのまま残り、2008年に国の登録有形文化財になったというもの。昭和初期にタイムスリップしたかのような風景の中、教官と一緒に運転台に乗り込み、汽笛を鳴らして少年時代からの夢を・・・

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無骨な鉄の塊、といった感じのSLの運転台。現在の電車よりはるかにたくさんのハンドルや計器類。森末さん、うまく動かせるでしょうか・・・

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運転するC12−167は、敗戦前後の2年余り旧国鉄・若桜線で活躍。その後九州で1974年に引退。兵庫県で保存されていたものをJR西日本から譲り受け、2007年に約60年ぶりに若桜へ戻ってきたそうです。
 
         
 

若桜鉄道沿線には、かつて鉄道少年だった大人たちの心をくすぐる“鉄道ロマン”がたくさん生きています。そして少年の夢に生きる人たちとの出会い。そんな鳥取の旅をお楽しみに。

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