今回の旅人は、先日、素敵な結婚報告をされた元テニスプレーヤー杉山愛さん。 秋晴れの中、笑顔まぶしく、新潟県へ向かいます。 紅葉の中、旬の幸と山里のわざを見つけに行きます。
村上市は村上藩の城下町として栄えた新潟最北のまち 家々の軒先には鮭が干してあります
伝統の鮭漁
ちょうどこの日は、村上市の三面川で鮭漁の解禁日。 漁師たちは豊漁と安全を願い、神事を行います。 全国でもここだけ!という江戸時代から続く「居繰り網漁」という漁法で、産卵のために川にのぼる鮭を獲ります。
村上市三面川 3艘の船で網を張り、鮭を獲ります
鮭料理
さっそく、鮭料理が自慢の宿、石田屋さんへ。 鮭料理をいただきます!!鮭の塩引き、に醤油腹子。 見て下さい。このピカピカの輝き!! 「村上の人たちにとって鮭はソウルフードなのです」 女将さんの言葉に、鮭と人々のつながりの深さを知ります。
旅館石田屋の智久さんとゆみさん
100種類以上の食べ方があるという村上の鮭料理。 昔からこの土地でしか作られない特別な鮭料理があります。 村上の風と風土が作る「鮭の酒びたし」とはどのような味なのでしょうか?
鮭のはらわたを取り、塩をして干します 風土がはぐくむ味についてお話を伺います
しな織り
村上市内から40キロ程の山の中の集落、山熊田。ここに弥生時代から続くという手仕事があります。「しな織り」というシナの木の皮で作る織物です。 母から娘へ、姑から嫁へ、受け継がれてきた手わざに出会います。
阿賀野市の姉妹窯〜庵地焼〜
130年4代続く、庵地焼という窯元を訪ねます。 ここで作られているのは「民芸」と呼ばれる普段使いの器。 地域の土だけを使い、作られる食器は剛健で男前。 しかし、実は作っているのは3姉妹とその娘たち。 杉山さん、その力強さに感動!!
まだまだ知らない日本がいっぱいあった、出会いの旅。 「遠くへ行きたい」−どうぞお楽しみに。