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(c)安野 光雅
 

みどころ

 
         
 

今回の旅人は、コント赤信号・リーダーの愛称で親しまれる、タレントの渡辺正行さん。目指すは瀬戸内海に浮かぶ周防大島です。旅先でお風呂に入るのが大好きという、無類の風呂好きの渡辺さん、今回はこの島に800年以上の歴史を持つという、お風呂があるというではありませんか!これはぜひとも入らねば…「石風呂」というんだそうですが、とてもとても、想像膨らむ旅の始まりです。

編集者注
周防大島へは山陽新幹線新岩国〜山陽本線岩国〜大畠〜車で周防大橋を渡って入りました。


 

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「石風呂…一体どんな風呂なんだろう?」大畠へ向かう山陽本線は瀬戸内海沿いに走る車窓風景がお勧めです。
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周防大島

 
         
 

周防大島 はミカンの島!

まず島の南にある安下庄(あげのしょう)という港町を散策したあと、棚田が広がる島の内陸へ向かいます。周防大島は、瀬戸内海で3番目の大きさの島ですから、多様な表情を持っています。海のレジャーはもちろんの事、瀬戸内アルプスと呼ばれる、600メートル級の山々が連なっているので、ハイキングや山頂からのパラグライダーなど、山のアクティビティも楽しむことが出来ます。

そして、大島の代名詞となっているのがミカン等の柑橘類…周防大島は、ミカンの島なのです。島を歩いているとあちらこちらにミカンの木が目に入ります。今はもう収穫はあらかた済んでいるので木になっているミカンはまばらですが、この時期にしか見られないミカンの風景?に出会いました。その名も橘地区という所を歩いて見つけたのが、納屋でみかんの皮剥きをしている山本さんご夫婦。伺えば、ミカンの缶詰の下ごしらえということなんですが「えぇ〜、ミカンの缶詰を手作業なの!?」であります。ひとつひとつ丁寧に剥いたものを、工場に持ち込んで、缶詰にして売っているんだとか。子どもの頃、手が黄色くなるくらい食べたという、ミカン大好きの渡辺さん。懐かしいミカンの缶詰を味見させて頂いた後、今が作業の最盛期という工場にお邪魔しました。

工場では、お母さんたちが楽しそうに仕事中。みなさんとの会話で渡辺さんも大いに盛り上がり、美味しさの秘密も納得でした。この「みかん」ブランドの缶詰、故郷の味として島の人は勿論、島外に出ている人たちからも引っ張りだこ、しかし完全手作り、作業期間も限定ということで毎年あっという間に売り切れてしまうそうです。

 

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ミカンの皮むきをしていた山本さんご夫婦
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シロップの濃度も研究を重ねたそうです。
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工場では和気あいあい、かつテキパキな作業

 
         
         
  地家室(じかむろ)の石風呂

島の特産ミカンを堪能した渡辺さん、いよいよ、この旅の目的である風呂へ。地家室(じかむろ)という場所に向かいます。古くからこの島の生活に根付いていた石風呂を、守り続けている石風呂伝承会の福田隆司さんに案内して頂き、着いた所には大きな石窯のようなものが。予想外の物に渡辺さんは困惑気味。福田さんいわく、鎌倉時代初期、東大寺建設の為の材木を運ぶ為に島に入った人夫が、その疲れを癒そうと作ったのが島の石風呂の始まりなんだとか。そして、この石風呂は人々の癒しと交流の場所として周防大島の地で伝統が守られ、利用されて来たんだそうです。悠遠なる石風呂の歴史に思いを馳せる渡辺さんですが、肝心の入浴方法を聞いて、現実に戻されます。一風呂浴びる前に、どうやら一汗、かかないといけない様です…


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石風呂伝承会の福田さんのお話は気になることばかり…
 
         
  島の竹でぽんぽら飯

石風呂に入れるのは、何と翌日とか!という訳でまた島の散歩。お会いしたのが「のん太の会」の皆さん。島のために働き、島の暮らしを楽しむ。この会のメンバーは皆さん一度島を出た人ばかり。都会で長年勤めあげ、故郷に帰って来た人たちが中心の会です。島の歴史を伝えるべく、島の伝統文化の保存、継承をさまざまな形で行っています。この日は、山を覆いつくすように密生しすぎた竹の整備の最中。ミカン畑だったところに生えた竹は悩みの種。間引きしないとタケノコも獲れない。伐採した竹の利用法も色々工夫したり、竹を使って遊んだりしてもいます。せっかくだからと言って渡辺さんに竹を使って「ぽんぽら飯」をご馳走してあげようという事になり、竹の伐採作業に参加させて頂きました。「竹でご飯?」石風呂に続きまたまた??です。なぞは膨らむばかりですが出来あがった「ぽんぽら飯」は周防大島の幸いっぱいの「うまい!」メシでした。さて、どんな物かは…放送で。

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海の幸、山の幸いっぱいの「ぽんぽら飯」
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「のん太の会」のみなさん
 
         
  「みかん鍋」で合コン

さてさて、石風呂にはまだ、入れません。そういえば、まだこの島の若者に出会っていませんねえ。という事で参加しました。合コンならぬ、鍋コンです。この島の名物「みかん鍋」を呼び物にした、島の若者たちや島外からの若者たちが楽しく交流することを目的として、2、3年前にはじまった婚活イベントでもあるようです。鍋の季節には盛んにおこなわれる人気ぶりだそうで、この鍋コンがきっかけでお付き合いが始まった人もいるそうです。はたして、今夜はカップル成立なるのでしょうか?

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島で獲れる新鮮な魚介類にミカン丸ごとが入ったみかん鍋、地元の料理人が考えだした周防大島の新名物です。
 
         
  待望の石風呂へ

石風呂に火を入れた翌朝。「もう、入れるよねぇ」と福田さんを訪ねた渡辺さん。「身体にいいよぉ!」と聞いて期待は膨らむのですが、その前に、と連れて行かれたのが船で海へ、そして休む間もなく山へ・・・まだ、まだ入れないお風呂ってなに?であります。想像以上にハードな下準備に渡辺さん、少々お疲れ気味でしたが、集めたものを見ますと何やら「効きそう〜」なのであります。その効果、入浴後の渡辺さんの表情を見ていただければ、一目瞭然。石風呂のヒーリングパワーにご注目ください。
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石風呂内の二人。着衣のまま入浴します!
 
         

初めて訪ねた山口県 周防大島。古代から伝わるという「石風呂」なるものに魅かれての島の旅でしたが、「のん太の会」の皆さん、ミカンの缶詰作りのお母さんたち、ミカン鍋の若者たち…島の皆さんの笑顔が楽しい思い出になったそんなこんなの旅でした。

編集者注
周防大島は永六輔さんが「旅することの意味を沢山学んだ」という民俗学者の宮本常一さん出身の島。島にある「周防大島文化交流センター」には宮本さんに関する資料や民具の収集品などが展示されています。「のん太の会」の皆さんも次世代に島の歴史を伝えるための資料展示などをしています。瀬戸内海の歴史だけでなく、普段の生活の歴史を懐かしく知ることもできます。ハワイ移民の歴史、きれいな海岸、マリンスポーツそして何より島の人々の笑顔…
短い時間の番組ではお伝えできなかった色々な場面が楽しめる「周防大島」でもあります。

次回は酒井美紀さんの一足早く桜咲く春の先取り・伊豆半島の旅です。



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