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(c)安野 光雅
 

みどころ

編集者から
「秋祭りで花火ですか〜?」という問いに「豊橋の花火は春、夏、秋のほぼ一年中見られて、これが勇ましいのよ、その名も手筒花火!」と鼻を蠢かしたのが、番組の始まった1970年から演出として番組に参加している森健一ディレクター。夏の風物詩として時々季節ネタとして紹介される・手筒花火が実は豊橋では生活の一部になっている、それを彩る家族の話、他にもあまり知られていない「豊橋ならでは…があるんだからまぁ、見てよ」と久し振りに登場の森D。今回はその森Dと一緒に参加した田中陽太郎Dの報告です。余談ですが旅人のピーコさんもディレクター陣との打ち合わせで<一度、見たかった手筒花火、豊橋で会いたい人…>旅への期待が大きくふくらんでの出発そして帰京しての土産話は、これも大きくふくらんで、TBSラジオの永六輔・土曜ワイドで詳細に語っていたのをお聴きになった方もいらっしゃいますよね・・・さぁ、どんな旅になったか、お楽しみに!

 
         
 

ピーコさん、一度見てみたかった!
「手筒花火」の秋祭りへ


今回は「遠くへ行きたい」3回目の旅となるピーコさんが、愛知県の豊橋へ。以前から見たくて仕方なかったという、「手筒花火」の秋祭りを訪ねます!ピーコさんは、今年手筒花火デビューという青年と遭遇。ちょっと頼りなげな青年と、息子を支えるお父さん。親子の絆、見逃せません!また手筒花火を揚げる時に着る、色鮮やかな手染めの袢纏(はんてん)、生産量日本一という意外な豊橋名物の農家、それを使った見たこともない珍品料理…ピーコさんが出会う、火祭りと秋味満載の旅、出発です!

 

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子供たちも大賑わい!豊橋の子供たちは、とにかく花火好きです。

 
         
 

「手筒花火」って?

先ほどから盛んに出て来る「手筒花火」、さてさてどんなものか…太い孟宗竹に荒縄を巻いて、中に火薬を詰め、それを手で抱えたまま火を点けるという豪快なもの。三河では江戸時代から、五穀豊穣、家内安全を祈願・御礼のため、春や秋のお祭りで神前に奉納されてきました。あの徳川家康も称賛したと伝えられ、「手筒花火」は三河の国・豊橋が発祥の地なのです。戦国時代、鉄砲隊の攻撃に手を焼いた徳川家康は、天下を取った後、全国の火薬の使用を禁止。しかしお膝元の三河だけは製造が認められ、これがもとになって花火の文化が花開いたんだそうです。

 

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火柱は10メートルも上がり、炎の温度はなんと1200度!それでも微動だにせず、真っ直ぐ手筒を掲げるのが「男意気」。

 
         
 

豊橋名物、神社の朝市

豊橋へは、東海道新幹線「ひかり」で東京からおよそ1時間半。朝早く着いたので、まずは名物の朝市へぶらりと散歩。実は豊橋は、ほぼ毎日、市内のどこかで必ず朝市が開かれている珍しい町。大正時代、近郊農家が旬の野菜を持ち寄ったのが始まりだそうです。この日は羽田八幡宮の参道で1と5の日に開かれる「一五の市」。売りに来るのは地元の農家や商店、お客さんも地元の人たちばかり。みんなお喋りを楽しみながら、のんびり買い物。ピーコさんも、冷やかしを楽しみます。

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のどかな雰囲気は、名古屋に次ぐ愛知県第2の都市とは思えないほど…
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ここでも手筒花火の話で持ちきりです。豊橋では3〜10月の週末、市内の神社など60か所で手筒花火が揚げられているとか。
 
         
 

生産量日本一!?意外な豊橋名物の農家へ

朝市で聞いたら、豊橋では意外なものが日本一なんですって!ヒントは農家で育てられているモノ…だそうですが、いったい何でしょう!?

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へー!コレが日本一の豊橋名物!とピーコさんも感心しきり。
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さらに農家の方が、その名物を使った珍し〜い(しかも美味しい!)料理屋さんを教えてくれました。見たこともないその料理に、ピーコさん「考えられない!」
 
         
 

お友だちのちくわ屋さん

実はピーコさん、豊橋には知り合いがいます。有名な老舗のちくわ屋さん。でもお会いするのはいつも東京で、豊橋のお店を訪ねたことはないそうです。一度訪ねてみたかった!という「ヤマサちくわ」の佐藤脩次(しゅうじ)さんを訪ねます。旧知の2人、いったいどんなお話が飛び出しますか…!?

 

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訪ねてみたら、何やら雰囲気のある佇まい…「こんな年代物のお店と思わなかった!」というピーコさん。創業はなんと江戸末期。
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このお店の玄関先にも巨大な「手筒花火」が!いったいナゼ?
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佐藤さんは、ちくわだけでなく手筒花火に関しても、いろいろ教えてくださいます。

 
         
 

子供たちで大にぎわい!
さすが花火の町


「ヤマサちくわ」の佐藤さんから、いろいろな手筒花火の情報も伺うことができました。商店街を歩いていると、前方に黒山の人だかりが。近付いて見ると、祭り袢纏(はんてん)を着た子供たちの群れ!なんと、花火屋さんで花火や爆竹を買っているのです。まるで駄菓子屋さんに群がる子供たちのようで、さすが花火の町・豊橋!どんな花火を買っているのかな…

 

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「天野商店」は、約60年続く花火屋さん。店内には、上から下まで積み上げられた花火の数々、なんと400種類!好きな花火をバラで購入できるのが、子供たちの人気のヒミツかも。

 
         
 

お祭り準備に沸く神社へ…
今年「手筒デビュー」の息子と父


今夜、手筒花火が揚げられるという椙本(すぎもと)八幡社へ。会場の和田地区へ着いてみると、「あれまぁ〜!」、爆竹を鳴らす子供たちで大賑わい!神社では、すでに地区の大人たちが、祭りの準備に忙しく動き回っています。「祭りの前〜」っていう雰囲気に、ピーコさんもドキドキ!そんな境内で、手筒を抱えて準備している2人の男性に出会いました。岡田章弘さん(51歳)・光弘さん(19歳)親子。聞けば息子の光弘さんは、今夜初めて手筒花火を揚げるとか!

 

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番組ではちょっとしかご紹介できなかった「子供御輿」。御輿の御神体も手筒なのです。元気な子供たちに囲まれて、ピーコさんも参加!こんなに子供たちが賑やかなお祭りは、近頃珍しいかもしれません。
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手筒は何と重さ20キロ!
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手筒の準備をする岡田さん親子。
手筒デビューの息子さん、ガンバレー!

 
         
 

花火の火の粉除け…
刺子(さしこ)の袢纏(はんてん)


祭りの開始は夜。それまで時間があるのでピーコさん、みんなが着ていた「祭り袢纏」のファッションチェックへ! 手筒花火から降り注ぐ火の粉を除けるため、手筒衆(手筒花火の揚げ手)が着るのが、刺子(さしこ)の袢纏。水をかぶると防火対策にもなり、江戸時代の火消しの衣裳も刺子でした。豊橋で刺子の祭り袢纏を染めつづけて百年という「山佐染工所」を訪ねます。

 

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「ジーンズにも合うじゃない!」現代ファッションの感覚で楽しむピーコさん。 さすが!
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袢纏はリバーシブル。表より裏地に凝った絵柄が染めつけられているのが、何ともイキ!
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絵柄の型紙を彫る職人・伊藤一士さん。

 
         
 

いよいよお祭り本番!
岡田クンの運命やいかに…!?


日もとっぷりと暮れた椙本八幡社。いよいよ祭りの始まりです!幕開けは、神社の参道に張られた2本の鉄線の上を、いくつもの火の玉が走る、豪快な「綱火」。その火の粉の下を、2列に並んで宮入りする手筒衆の若者たちのシルエットがなんとも幻想的です(これはぜひ映像で!)。手筒花火は、今年の五穀豊穣と家内安全を願って奉納する神事。地区の氏子さんが1人1人、拝殿の前へ出て神様と向き合い、手筒花火を奉納するのです。
厳粛な空気の中、刻々と順番が迫ってくる岡田光弘さん(19歳)。片や息子のデビューを懸命にサポートするお父さんは、手筒花火歴32年のベテラン。「手筒を揚げて、初めて一人前の男」と言われる豊橋で、息子さんは無事「手筒デビュー」できるでしょうか…!?


 

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豪快な「綱火」と共に、手筒衆の若者たちがお宮入り。この火の粉が、手筒衆をお清めしてくれるのです。
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「岡田クン、がんばって!」ピーコさんも、まるでお母さんのような気持ちで(?)懸命に応援していました。

 
         

編集者から:

町の暮らしに溶け込んでいる豊橋の「手筒花火」、予想以上の醍醐味でした。祭りと言うのは季節行事ですから、旅先でもタイミングが合わずなかなか難しいのですが、「豊橋の手筒花火」は規模の大小はあるようですが見られる機会は多いので、途中下車して竹輪を肴に一杯やっての「手筒花火」見学は如何ですか。ピーコさんとは違う貴方のそんなこんなの豊橋を見つけて下さい・・・

次回は阿藤快さんが群馬県の富岡市〜下仁田町をめぐります。世界遺産に登録された富岡製糸場や荒船風穴。
誰もが知っている記号が発祥だとされている地、幻の下仁田ネギ、日本で最も古い西洋式牧場といわれている神津牧場などなど、群馬が世界に誇る技や味を訪ねます!どうぞお楽しみに…






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