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ご意見・ご感想
(c)安野 光雅
渡辺文雄・藤田弓子 「旅」を語る
 
  1500回スペシャル、渡辺文雄さんと藤田弓子さんに「旅」を語ってもらいました。  
     
  旅とは

藤田
旅って自分の感性とか好奇心がさびつかない、へたらないということを確認するものだと思う。旅先で新鮮に驚いたり、感動できればいいなと思う。
同じ所の再訪でも年令や季節が違えば、新しい発見がある。失われたものが新しくなるというのも見られるというのも再訪の楽しさ。
最近フルムーンというのが注目されているけれど、新婚旅行の旅を再び体験してみるのも楽しい。大人になって分かるもの、感動できるものがあるでしょう、映画なんかも同じことがありますよね。
若い時に見たときには分からなかったニュアンスが大人になってみたら違う感じ方をする・・

渡辺
あるところへの旅ってふたつの種類があると思うのね、一回目は空間の旅、二回目以降は時間の旅。時間の旅の持つ奥行きの深さが貴重だと思う。
例えば、「パリに行かない?」って誘われたとき「行ったことがある」といって片付けてしまうのは勿体ない。一回目と二回目の間にある時間が実は新しい体験をさせてくれるのですよ。
この間に自分も成長しているわけで以前とは違う自分が、見たり感じたりするものは当然違ってくる、ある厚みが出ているということじゃないかな。

   
  1500回再訪の旅

渡辺
今回、江差へ20数年ぶりに行ったんだけど、勿論無くなったものも多いけれど以前にはなかった復元された幕末の軍艦開陽丸や風力発電所があったりして、その変わりざまを楽しめたのも、間にあった月日の為せることと思うよね。

藤田
朝日村の多層民家が見る影もなくなってしまったのは、旅人の立場で言えば大変残念だけれど、昔リアルタイムであの村の良いところを感じた自分がいたことを幸せと思えたのね。
良いところも、悪いところも二度行ったからこそ分かることが出来るんだと思う。

渡辺
白水村も全く変わってしまったけれど、水源に泳ぐアブラハヤや吹き上げる水の風景は変わっていないことに驚いた。自然の凄さ、厚みに驚けるのも二度目だからこそだと思うのね。
「よみがえる感動」というのが、二度目の旅のキーワード、決して懐古ではなく・・・

   
 

普段着の顔に逢える旅

渡辺
普通の旅はガラス越しの旅、余所行きと普段着の顔があるとすれば、余所行きの顔の人にしか逢えない。
「遠くへ行きたい」の旅って、スタッフにも長年の申し伝えがあるから旅先で普段着の顔に逢えるのが良いな。

藤田
それも、とてもすがすがしい、きれいな顔に逢えるのね。
テレビだぞっていう顔をしないという事を皆きちんと身につけている。

渡辺
余所行きの顔でなく、美しい普段着の顔で観光客に接することの出来る町、忘れられないね。
構えている人の顔がふっとゆるんだ時に溶け込めることがコツ、そうすれば単なる知り合いでなくもう一歩踏み込んだ人間関係を作れる・・これが「遠くへ行きたい」の旅を続けられている大きな要因だと思う。

   
         
 

いろいろな思い出話と共にお二人のお話は尽きることがありませんでした。旅のベテランの話から、自分流の旅のコツみたいなものを見つけて頂ければと思います。
これからも折りにふれ、旅する人の旅談義みたいなものお届けしたいと思っています。

番組やホームページに関して皆様のご意見どうぞお寄せ下さい・・・
(プロデューサー村田亨)

 

 
 
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