石黒英雄さんの「佐渡の旅」如何がでしたか。今回は20代の女性ディレクター木村のデビュー作でした。瀬戸内の島育ちということもあって、やはり海の見えるところそれも島がいいなと、石黒さんに提案したのが「佐渡」。石黒さんも佐渡は初めての土地、一度行きたかったところで特に「鼓童」の人たちには是非会ってみたい…こうして決まった旅先でした。
デビュー作でディレクターの課題となるのが<旅人>と<旅先>。石黒さんの旅にはADとして参加したことがありましたから、お互いに気分もわかって打ち合わせもスムーズに進み、いくつか候補を上げた旅先も二人とも初めての島が「佐渡」と言うことで、これもどうやら着地。後はどんな旅にするか、石黒さんの希望も聞きつつ、Dとして旅の意図を決めるネタをどう探すか・・・
「佐渡といえば、トキでしょう」「佐渡は芸能の島」「海の幸も美味しいよ〜」
「里山の豊かな島だよ」「やっぱり佐渡といえば鼓童は外せないね」などなど
P陣との打ち合わせの中で続出するネタの数々、「さて、木村、どうするか」
ロケハン前と後、ロケ前の石黒さんとの打ち合わせを通過して、いざ旅立ち。
試行錯誤、紆余曲折、勘違い、してやったり!もありました。
長い前置きになりましたが「番組はどうやって出来上がるのか」という質問を受けることが良くありますので、デビューのディレクターの動きを紹介しながら、番組の出来上がるまでの一部をお伝えしましたが、特に新人の苦労を想像して頂けましたでしょうか。
「みどころ」のページから今一度、<石黒英雄さんの佐渡>の様子をお読みくださいますか。
ということで、「佐渡の旅」のお得情報です。といっても今回は「島の暮らしぶりの中に伝わる味や伝統」が中心で、石黒さんと島の人々との出会いを通じて「日本の風土の奥深さ」をお伝えする旅でしたから、一般的な旅情報は少なくなりました・・・ |