台風や地震の被害が重なった異常気象というのでしょうか、その影響は農作物をはじめ私たちの日常生活に及んでいます。中でも、外国人、日本人観光客の減少が旅番組関係者としてはとても気になります。地震が襲った北海道では、秋のシーズンと言うのに、大量の旅行客のキャンセル続出というニュースが聞こえてきます。北海道出身のアスリートが「北海道へ行こう!」というコラムを新聞に寄せたり、ツアー旅行客を対象に宿泊料金を割引く計画が発表されたり、北海道を取り上げる番組や紙面が多くなっていて、色々な形で応援が続いています。 今回の旅先の福島でも7年前の東日本震災で減少した観光客が完全には戻っていないそうです。ずいぶん時間が経っているのに…と、思ってしまいます。(これは被災した原発が“福島第一”という名前だということで、福島の農業、漁業への風評の影響がいまだに残っているという話も聞きます) 福島は海から山まで横に長い県なのに海から遠い会津地方にも未だにその影が残っているのはなぜなのか、と思ってしまいます。 時は旅のシーズン、会津地方は秋真っ盛り、紅葉、フルーツの実りなど見どころ、食べどころがいっぱいです。観光客が訪ねてくれることが励みになると皆さんおっしゃっていました。北海道でも聞きました「とにかくお客さんに来て欲しい」と。 竹下景子さんの会津地方への旅で歩いた場所のお店情報のご紹介です。どうぞ参考にしてお出かけください。
酒処会津のスイーツ「末廣酒造 嘉永蔵」 蔵元の末廣酒造、お酒を生かしたスイーツを、ということで20年前に考え出したという純米吟醸のゼリーです。吟醸の特徴を残しているのでアルコール分がありますが、思わぬ味と言うことで人気だそうです。 ●お問合せ先 「末廣酒造 嘉永蔵」 〒965-0861 福島県会津若松市日新町12-38 電話:0242-27-0002
ちょっと大人の味・酒ゼリー550円
フルーツ王国・福島で季節を楽しむ観光農園「がぶりガーデン」 竹下さんが訪ねたのは会津若松の観光農園、旬のフルーツ食べ放題というその名も「がぶりガーデン」。 季節の果物食べ放題:大人・1080円、小学生・756円、幼児・540円。 ●お問合せ先 「がぶりガーデン」 〒965-0813 福島県会津若松市東山町大字石山字院内408 電話:0242-29-4177
先週の「見どころ」で謎をかけた「ブドウは上と下、 どちらが甘いか」という答え ブドウは上から甘くなっていくんだそうです。
会津の名物蕎麦「会津山都蕎麦蕎邑(きょうむら)」 こちらの名物は石臼挽きそば粉で作る拘りの十割田舎蕎麦、1キロ10人前のそばの実を3時間ぐらいかけて手で挽くという重労働。そしてお蕎麦を待っていると・・・ ●お問合せ先 「会津山都蕎麦蕎邑(きょうむら)」 〒969-4161 福島県喜多方市山都町中石打場3261-3 電話:0241-38-3344
蕎麦とともに登場したのが会津名物「そば口上」 会津地方で祝いの席や宴会で披露される目出度いものだそうです
柳津町の厄除けまんじゅう「小池菓子舗」 あわともち米と餡で作る「あわまんじゅう」、柳津の厄除けで名高い虚空蔵尊に奉納された菓子。災難に“あわない”、という意味なんだとか。 ●お問合せ先 「小池菓子舗」 〒969-7201 福島県河沼郡柳津町柳津字岩坂町甲206 電話:0241-42-2554
映画のセットみたい!という佇まいお店です 手間をかけた美味しい饅頭です。1個・108円
守り本尊・微細彫刻「富山工房」 柳津の虚空蔵尊に伝わる守り本尊を彫る技法・微細彫刻、その半端じゃない細かさに驚きます。改めて写真でその見事な彫刻をお見せします。価格は参考値段で、出来上がりを見て決めるそうです。 ●お問合せ先 「富山工房」 〒969-7201 福島県河沼郡柳津町柳津上中平甲710 電話:0241-42-2066
銀杏の殻に収まった七福神・27000円 クルミの殻恵比須大黒天・8000円
奥会津の名物豆腐「玉梨とうふ茶屋」 竹下さんが普段取り寄せしているという佐々木謙一さんの豆腐店。 店を訪ねるのは初めてでした。材料の豆は有機肥料で農家に栽培してもらう青ばと豆、水は奥会津の百年水という名水を使う拘り。そんな手間をかけて作るところを拝見して、改めてその美味しさに納得の竹下さんです。店で食べられることもあって、遠方からやって来るお客さんが絶えないそうです。そして究極の豆腐がありましたね。
足を止めたくなる店構えです 50年前に一度途絶えた製法を 佐々木さんが蘇らせたという 奥会津独特の製法で作る究極の豆腐。 「ブナの雫(しずく)」・800g10000円(予約制)
大判焼の店・「太郎焼総本舗」 会津地方では大判焼き(今川焼)のことを「きんつば」と言っています。 幕末の会津藩は、京都守護職など幕府軍のかわりとなって各所で防備にあたっていたため、費用がかさみ、会津藩士は貧しく、内職として刀のつばを模した大判焼きを作っては、小銭を稼いでいたそうです。 そんな歴史を踏まえて、こちらの店では男子出世の願いを込めて大判焼を「太郎焼」と命名したそうです。 ●お問合せ先 「太郎焼総本舗」 福島県会津若松市七日町8-10 電話:0242-24-7911
「揚げた大判焼き」など種類も豊富で、若い女性にも人気のお店です。 大判焼きに生クリームをのせ、コーヒーをセットにした「スイーツセット」