| テレビマンユニオンの番組スタッフからのエッセイ |
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「あれ?来た事なかったですか!?」
つい先日、飛騨高山に新しくオープンした文化施設「飛騨・世界生活文化センター」の館長に渡辺文雄さんが就任して開館記念コンサートがあるというので
久しぶりに飛騨に出掛けました。(この施設や関係した職人さんがとても面白い人たちなのでいずれ番組で取り上げます。)で、せっかく飛騨に来たのだから
と、以前番組に登場して頂いた、飛騨高原ハムの舩坂さんの工房を訪ねることにしました。ハム、ヨーグルト、豚肉製品・・・どれも知る人ぞ知ると言う逸品の
製造現場を見て、舩坂さんにお目に掛かるのを楽しみにということで、電話をして場所をうかがいました。近所にきて迷って、また電話・・・やっとついて「念
願の工房に来ました!」とご挨拶をすると、舩坂さんの怪訝な顔・・「あれ?初めてですか,ここ?」そうなんです、私はスタッフの取材したビデオをいつも全
て見ていますし、打ち合わせなどで電話で話をしていますから、相手の方とか土地の風景とかすっかりお馴染みになっているのですが、実は行った事がないとい
う土地がほとんどなのです。事前の企画書と取材したビデオで得た知識がありますから私本人もすっかり行った気になっているというわけです。でも、そんなこ
んなの旅も、新しい発見や確認やらもあって結構,楽しいものです。前置きが長くなりましたが、「旅を番組にするのは楽しくもあり、苦しくもあり」といいな
がらも面白い出会いを作っているディレクターのエッセイをお楽しみ下さい。(プロデューサー:村田 亨)
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「九州の九番目の国」
ロケの合間の徒然に若いスタッフにこんな質問をする。「四国は阿波、讃岐、伊予、土佐で四国だろ、じゃあ、九州の九つの旧国名は?」最初に答えるのは
先ず「薩摩」で次は手鞠唄など口遊みながら「肥後どこサ熊本サ、で肥後、後があれば前がある、だから隣りは「肥前で長崎」前と後の法則に気付けば簡単と
「筑前筑後、豊前豊後」と、ここまではとんとん拍子、次は可成梃摺ってやっとさ「日向の宮崎」と答えた相手に私は徐に「これで八ヶ国、隣りはもう鹿児島だ
な、で九つ目は」「薩摩!!」「それは最初に言った。」「参りました」と若いスタッフ。私はここで得意気に答える。「九つ目は大隅だな。」この「大隅だ
な」を言いたいばっかりに、このゲーム新人が入って来る度にやる。でも稀に「先ず大隅!!」と答えて年寄の小さな楽しみを奪う奴がいる。そんな奴のために
「三陸の三つの国は」とか、別の質問も用意しているが、そうゆう擦れっ枯らしは、この程度の問題など楽に答えて、かわいげがない。で、こうゆう輩をギャフ
ンと言わせるために年寄は、またまたお勉強しなければならないのです。(ディレクター:森 健一)
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「密かな希望」
旅とは出会いです。そして、日常生活では得られない感動を得ることです。何に出会いたいか、何に感動するかは人様々ですが、私共の番組で最も大切に
思っているのは、それは人との出会いです。30年この番組に携わっていて、それも北海道から南は沖縄までそれこそ何人の人と出会って来たことか。これは私
の財産です。
そこで私は今、密かな楽しみを夢想しています。それは、将来私が停年を迎えるか、万が一この番組が終了した暁には(今それは全く考えられませんが)、親
しい出演者の渡辺文雄さんと今まで出会った人との旧交を温める、一人1ヵ所2泊3日の旅をすることです。何故2泊3日なのか。それは長年の私の経験からき
ています。
1泊目は久しぶりの邂逅に大歓迎を受け、ゆっくりできません。3泊ともなると飽きられます。そこで2泊3日なのです。何時か必ず、カメラを持たないそんな旅をしたいと思っています。(ディレクター:大貫 昇)
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「一人旅のすすめ」
旅といえば、なんといっても一人旅。私の一人旅初体験はというと番組のロケハンでした。昼間は取材先を訪ねたり、ネタ探しをしたりと地図を片手に結構
忙しい。しかし夜の食事となると、正に一人を実感させられる時なのです。繁華街の無い町や村では宿での食事となり、部屋や家族連れで賑う食堂などで一人寂
しい夕食となり、都会は都会で一人でも気楽に入れそうなお店を探して、夜の町をアテもなくウロウロするという訳で、そもそも旅らしい旅をあまりしたことの
なかった私にとって、当初はこれがどうにもつらかったのでした。それから、ずいぶんと一人旅をしてきましたが、今ではそんな状況も楽しみのひとつとなった
し、何よりそんな状況の中での出会いが、その旅一番の思い出になったりするのです。地元の大学教授、材木屋の主人、オーディオ会社の営業マン、タウン誌の
編集者等々、意気投合して飲み歩いたり、思わぬ情報を入手したりと、旅の楽しさのひとつは、やはり人との出会いだと感じている今日この頃です。皆さんもぜ
ひ楽しい一人旅を!(ディレクター:阿部 賢実)
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「ロケハンで出会ったものクイズ」
日本全国を回っていると番組には取り上げられないけれど、とてもおもしろい物や店、人物に出会います。次のうち実際にあるのはどれでしょう。@魚と一
緒にモデルガンやプラモデルの並ぶ鮮魚店A焼肉画廊B月に2日しか営業しない床屋C生きたカニを売る無人売店D牛で通勤するおじさんE渡し舟で行って自分
で沸かして入る露天風呂…
<答え>全部実在します。@は佐渡の小木町の商店街に、Aは三重県の南勢町に、B静岡市の井川集落、C和歌山県古座川町、D沖縄県西表島、Eこれも静岡市
の井川。それぞれ、ご自分で訪ねてみて、どんな理由やいきさつがあるのか聞いてみてはいかがでしょうか。どれも大変面白いですよ。(ディレクター:佐々木
憲)
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