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(c)安野 光雅
  みどころ  
 

東紀州という地域の呼び方、馴染みのない言い方かも知れませんが、今回の旅先三重県の尾鷲地方はすぐ隣が和歌山県ということで、三重県よりは紀州の方が近い感じがするのかもしれません。名産が「尾鷲ひのき」、雨が多い事も紀州南部に似ています。そして、目の前の海が熊野灘、魚の種類の多い事でも知られた豊かな漁場です。というわけで、木の話、海の話を楽しみました。
 

 










         
 


檜の山林

尾鷲から紀州にかけての山林は大きな岩盤の上に乗っているという土の層がとても薄いので、土を流さないための工夫が大切です。先祖代々檜を育てて200年と言う速水さんの山林にご一緒しました。山の土を流さないための工夫がされている速水さんの檜の林は一寸変った風景です。土を流さないためのシダなどの下草、土の肥料になる広葉樹、そして背の高い檜という三層の林です。(写真:木の大きさがお分かりでしょうか)

 




 
 
なすび伐り

ナスと言うのは大きくなったものから収穫して小さいのは残しておくのだそうです。それと同じように必要に応じて大きい木を切って、その跡に苗を植えておくと言うやり方で熊野で伺った、小規模林業の山で行われている知恵の産物と言う事です。子供が生まれる、大学に入学する・・・必要なお金の分だけ木を切る林、これも普段見ている山とは違って見えました。(写真:太い木と細い木が並ぶ林で今日は一本切りました)
 

 
         
 
プレカット加工

檜などの木を使う木造建築の世界で今や主流になっている工法   だそうで、事前に加工して家の枠を組立てるようにしたものだそうです。そう言われてみれば最近の建築現場で、鉋や鋸を使うより木を組合わせている風景を見たことがありませんか。工期と費用を大幅に少なくする事で、木造建築に日が当るようにという林業に携わる人々の願いでもあるんだそうです。(写真:組合の工場では色々な型の木組みが作られていました。)

 

 
         
 
丸山千枚田

紀和町にある千枚田です。山里の人々が守ってきたこの風景、2200枚あるそうですが、渡辺さんやスタッフにとっても久し振りに見る美しい風景だったようです。皆さんも画面でこの見事な造形美をお楽しみ下さい。(写真:一番小さい田んぼには何本の苗が植えられていると思いますか・・・?)

   
         
 
東紀州の特産物三題

1・備長炭の家・炭焼きが本業のご主人が、炭の効果、炭が人の生活にこんなに    も役に立つと言う事を、広く知ってもらおうと建てた家です。こんな所まで・・・と炭があちらこちらに使われています。(写真上:こんなに役に立つのかと感心します。)

2・蜜ろうワックス・木造住宅を手入れするのに欠かせない、蜜ろうとエゴマで作る自然そのままのワックスです。(写真中の上:とても素朴な方法で作られています。 写真中の下:材料そのままの色と香りです。)

3・縄文鍋・地元で獲れる美味しい海の幸をより美味しく食べるためにと工夫された鍋です。画面で見るととても美味しそうですよ・・(写真下:これにドーム型の蓋が付くのですが、割れている訳ではありません、その謎は・・・)

 





 
         
 

今回旅をした東紀州というところ、余り馴染みある所ではないかも知れませんが、木の豊かな山、幸豊かな大きな海、それらに知恵を加えて、豊かな自然の恵みとして生活に取り入れている人々。その素朴な中にも力強さを感じさせる人々のそんなこんなの暮らし振りに日本の原風景のようなものを感じた旅ではありました。

 

 
         
 
 
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